最近海外のサイトで3Dグラフィックスでのイラストを見かける機会が増えてきました。それほどリアルじゃない、シンプルで無機質な感じの3Dイラストです。
これは、シンプルで無機質なベクターイラストの流行の流れの延長線上にあるものだと思います。一時期メインビジュアルを含めたビジュアルにイラストを多用していたSlackやDropboxなどは、イラストブームとは距離を置いて写真を使うようになっていますが、まだまだビジュアルにイラストを使うウェブサービスは多いです。
そして、3Dグラフィックスで作られたイラスト素材が手頃な値段でたくさん登場しているので、今後3Dイラストブームが来るきざしを感じています。3Dグラフィックスをデザイナーに発注しなくても、25ドル〜70ドルくらいで3Dイラストがたくさんセットになったパックを購入できます。
それらの3Dイラストのセットは、基本的には3Dアプリ作ってレンダリングされて画像になった状態の素材です。個々の素材は背景が透明なので合成して組み合わせられます。Figma、Sketchなどのグラフィックツール用のファイルが用意されて、色の変更や素材の差し替えが簡単にできるように工夫されているものが多いです。
また、3Dグラフィックアプリ用のファイルも付いてきて、3D空間で自由に編集して画像に書き出せるものもいくつかありました。
今回は、そういったカスタマイズして使える3Dイラスト素材集の中から、ビジネスシーンでWebサイトやブログのアイキャッチに使えそうなものをセレクトして紹介します。
Avatarz - Library of 3D avatars
人物の上半身の3Dイラスト素材集です。 男女それぞれ4種類の表情が用意されており、さらに服、メガネ、髪の毛、肌の色などの組み合わせで、8000通り以上のキャラクターを作れます。 無料の3DアプリBlenderのソースファイルも付いてくるので、すでにレンダリングされたPNGファイルの組み合わせだけでなく、Blender上で自由な角度、ポーズなどで画像を生成することも可能です。
<aside> 📌 値段:49ドル 対応アプリ:Sketch、Photoshop、Illustrator、Adobe XD、Figma、Blender フォーマット:PNG、Blenderファイル(.blend)
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